4連直を通して気づいたこと

平素より大変お世話になっております。

 

私は医師として細々と働いておりますが、

先日4連直

(4連直目の翌日の勤務を合わせると24時間x4日+12時間程度=108時間連続勤務)

という貴重な経験をしたので報告します。

 

正直その5日間は忙しかったです。

命に関わるような重症患者も多く、緊急手術も多数ありました。

その5日間を経験し、感じたことを体力面、精神面から述べます。

 

体力面ではあまり苦労は感じませんでした。

私は趣味でマラソンをしており、近日ハーフマラソンにも出場予定です。

体力には多少自信がありましたので乗り越えることができたのだと思います。

また睡眠を6時間確保していたのも大きいと思います。精神的にも安定しました。

 

しかし実際は疲れていない感覚でいるだけ、だと思いました。

このような緊張した日々では常に交感神経が働いているからです。

現に5日目が終了した際、8時間も熟睡したので

体自体は疲れていたんだと思いました。

 

続いて精神面です。

こちらも正直苦労はしておりません。

やはり好きなことを仕事にしているからでしょうか。

元気になっていく患者さんを見ると、さらに頑張ることができました。

 

ただ、それは続ける意欲だけです。

モチベーション、労働生産性は低下していくのがわかりました。

たくさん手術をしていても、

より手術が上手くなりたいという意欲は起こらず、

また、一つの動作に対するアウトプットが低下しているのがわかりました。

考えながら仕事をしないのです。

よって手数が増え、仕事が増え、生産性が落ちました。

仕事をしたつもりになっているとでも言うのでしょうか。

外から見たらただ痛い人です笑

 

以上から

・体力の維持を努め、睡眠を確保する

労働生産性を考え、短時間労働、働かない時間を意識する

 

これらを意識し、努力していきたいと思います。

 

※自分のような状況は特殊です。

将来の日本にはこのような激しい労働状況がないことを

祈っております。

 

今後ともよろしくお願いします。